あたまに美味しいもの。
前回「頭がもっと良くなるおやつ」を書きましたが、
発明家のドクターさんが「頭においしい」カレーやおやつを
販売しているんですね。栄養素とその組み合わせを考えた食品だそうです。
「アタマにおいしい」というパズルもあります。
これはドクターさんのではないです。
子どもの頃、パン屋さんに「頭脳パン」というのがありました。
大きめな丸いパンだったので、頭の形なんだと固く信じていました。
仙川の丸十パンで売っていて、こわごわ見ていた記憶があります。
友達と「頭脳パンって知ってる?」と、きゃーきゃー盛り上がった
事もありました。
でも「頭脳パン」って、ビタミンB1を添加して作ったパンだったのね。
糖質をエネルギーに変えるのに必要な「ビタミンB1」
小麦粉のブドウ糖を、効率よくエネルギーに変えて、
脳の働きを良くする事を狙った、強化パンなのでした。
玄米にはビタミンB1は多量に含まれているので、
前回の「玄米蒸しケーキ」は、「頭脳ケーキ」ですね。
だけど、そう呼ぶのはちょっとヤダなぁ。
頭脳パンは今でも売っているようですが、どこかで見たことありますか?
受験シーズン限定なのかな。
仙川商店街の、ほうじ茶の香りや、
買い物かごを持った割烹着姿のお母さん。
そんな記憶とともに、「頭脳パン」は昭和の匂いがします。
丸十パン屋さんも無くなって、
頭脳パンは、食べず仕舞いとなりました。